# ルーアンはイージーモード~ジャンヌを巡る旅5日目・1~
パリは、年に一度の大きなお祭りで、外にも観光客がたくさん歩いています。
私は、というと、昨日決めた通りに逆らってパリから出ていく電車に乗り込みます。
5日目ともなると、流石に不器用な私でも手馴れてきます。
乗りたい列車の1時間程前に地下鉄のメトロを利用してパリのLazare駅に到着します。
順番が来たら駅員さんにあらかじめ用意しておいたRouen(ルーアン)と書いたメモ帳を見せてチケットを購入します。
空いた時間はあたりを散策したり、パンとコーヒーを購入して朝食を取ります。
もちろん、言葉は通じません。
「コーヒー」という単語すら通じません。
最初は無理をして「カッフィ、カッフィ」と言ってみましたがやっっぱり通じません。
ですので、欲しい商品の前に立って、指をさします。
無理はしません。
指させない商品は買いません^^
ルーアンまでは、パリから乗り換え無しで行くことができます。
私の乗った便は1時間10分で到着します。
パリから北西に向かうにつれて、あたりがなんだか寒々しい感じになってきます。
天気が曇りのせいでしょうか?
そうこうしているうちに、何の問題もなく目的地に着いてしまいました。

真夏の格好をしている私には、少し肌寒さを感じます。
それもそのはずです。
フランスの大部分は北海道よりも北に位置していますし、ここは海も近いです。
それに、少し空も曇っていて昨日までの真夏の日差しもありません。
でも、きっと歩いているうちに体も温まってくるでしょう。
それにしても、拍子抜けです。
思えば、ずっとトラブル続きの旅でした。
なんのトラブルもなく目的地につくと、なんだか物足りなさすら感じます。
さて、ここからは徒歩です。
電車のように簡単にはいかないかもしれません。
一日中歩き回る覚悟を決めなくては。
ルーアンで見ておきたいのは、何といってもジャンヌが処刑された広場と、ジャンヌが裁判の間幽閉されていたという塔です。
ガイドブックを片手に、大通りを歩きます。
地図のページを探しながら、何気なく視線を左に向けると・・・・

あ、ありました。
あれがジャンヌが幽閉されていた塔です。
本当に、探すまでもなく、駅のすぐ近くにありました。
しかも、ちょっとと通りに入った建物の陰に隠れているので、なんだか急にひょいっと出てくるような印象があります。
・・・・もう、見つけてしまいました。
ルーアン、今までの旅の目的地に比べると、まさにイージーモードです。
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↓今までの旅に比べると、怖いほどに順調です。
しかし、そもそもこのルーアンはジャンヌファンにとっては鬼門の場所のはず。
油断しないように攻略しないといけません。
・・・・
繰り返しになりましたが、ここルーアンでもたくさんの親切な人に助けて頂きました。
しかし、そのルーアンでも悲しい事件が何度も起こりました。
あの方たちにこれ以上悲しいことが起きない事を重ねて、心から祈ります。

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