# 烏帽子の思い出
今日は、ちょっとした昔話です。
こちらは、昔の私の写真です。

昔はこの「烏帽子」をいつも被っていました。
頭装備といえば、いつも烏帽子でした。
私が烏帽子をかぶり始めたのは、信長の野望オンラインを始めた頃にまで遡ります。
ゲームを始めて間もない頃、ひとりの先輩プレイヤーが私に装備をくれたのです。それがこの烏帽子でした。
ただ装備をくれたわけではありませんでした。この烏帽子は未付与(まだ強化されていない未完成品)だったのです。
そして、強化の仕方も教えて頂いて、こう宿題をだされました。
「今教えた方法でこの烏帽子を完成させて使って下さい。」
まだまだレベルも低く、お金も無い私にはすぐできる事ではなくて、しばらくこの烏帽子は倉庫に仕舞われていました。
私がその烏帽子を完成させる準備ができた頃、その方はもう既に引退されていました。
最初に完成させたその装備をお見せしようと思った私は、とても残念に思いました。
でも、おかげでこの世界で生きる基礎を学んだような気がします。
それからその烏帽子は長く私の愛用品となり、装備が痛んで買い換えることになっても烏帽子を愛用し続けてました。
「なぜ烏帽子にこだわるの?」
と何度か聞かれて、私はその度に
「背を高くして、敵を威嚇しているのです。」
と答えたものです。
長い休止のあと復帰したときに、少し気分を変えようと思いまして、今は別のデザインの装備を使っていますが、その最初の烏帽子は今も大切に保管しています。
MMOをしていると、ただのデジタルデータのはずのアイテムにも思い出が宿ることがありますよね。
人と人が交流するMMOならではの事と思います。
デジタルデータでも、それを操作しているのはやっぱり人なのですから。
↓思い出の品って、全然捨てられませんよね?
倉庫がいっぱいになってしまいます。
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