FC2ブログ

ジャンヌ・ダルク祭と人種差別

お休みしていたのですが、ひとつ気になるニュースがあり久しぶりに筆をとってみました。

私の大好きなジャンヌ・ダルクのお話しです。
とは言っても、600年前のお話しではありません。
今年2月、フランスの都市「オルレアン」での話題になります。

オルレアンの道0415

オルレアンはフランスの都市で、1429年5月8日にジャンヌ・ダルクに敵軍の包囲網から解放された歴史があります。
それ以来、オルレアンでは1935年から毎年4月下旬から5月上旬に掛けてジャンヌ・ダルクの功績を称えるお祭りを毎年開催しています。
それは、とても盛大なお祭りで、当時の衣装に身を包んだパレードや大聖堂での祭式等が行なわれます。
私も、1度は見てみたいと思いながら、未だ見ることが出来ずにいます。
オルレアンのジャンヌ・ダルク祭を見るのは、私の夢の1つです。
大聖堂0415

そんなジャンヌ・ダルク祭の主人公は、毎年選ばれる仮装パレードのジャンヌ・ダルク役の女の子です。
このミス・ジャンヌ・ダルクに選ばれるには色々条件があるそうです。
いくつか情報の元によって違うのですが、
1)オルレアン市民であること(10年以上かも?)
2)熱心なカトリック信者で、無償で他人のために働けること
3)髪を切っても良い事(ジャンヌ・ダルクが短髪だったので)
みたいです。ちょっと情報が違っていたら申し訳ありません。

しかし、このジャンヌ・ダルク役の女の子が今年は物議をかもしているようなのです。
今年選ばれたのはであるMathilde EDEY-GAMASSOU(マティルド・エディ・ガマスー)さんです。
彼女はオルレアンに15年住んでいる17歳の女子高校生です。
とても熱心なカトリック教徒で、ミサやボランティア活動にも参加されています。
お祭りの主役に抜擢されたことを喜び、同じ髪型に早くしたい、と語っています。
ジャンヌの間

ただ、彼女のお父さんがアフリカのベナン出身であり、混血の少女だったことがTwitterなどでのバッシングの原因になっています。
ただ、肌の色が白くなかっただけで、です。

私のつたない語学力では、詳しい事がつかみにくいのですが、彼女を攻撃する人は伝統や歴史の再現性を問題視しているようです。
「今までにそんな肌の色のジャンヌはいなかった。1429年のジャンヌはそんな色をしていなかったはずだ。」
そう言っています。

もちろん彼女を擁護して守ろうとする声も沢山あります。
多くのフランスの方は、善良でとても親切です。

この問題、フランス国外にいる私はどちらが正しい、という権利は無いのかもしれません。
それでも、私が彼女のインタビューを読んだ限り、彼女はびっくりするくらい善良で、健全な、ジャンヌ・ダルクにぴったりの女の子だと思います。

フランスは、移民や世界情勢など、多くの問題に直面しています。
でも、私は私の思う良い答えと、フランスの皆さんが思う良い答えが一致することを切望します。

Mathildeさんにとって、今年のジャンヌ・ダルク祭が幸せな思い出になることを、遠い国から祈ります。
グロロ邸0415
スポンサーサイト

0 Comments

Leave a comment