fc2ブログ

ジャンヌ・ダルクの鎧を追いかけて ~続・ジャンヌを巡る旅・1日目~

サン・ドニの街からメトロに乗りパリに戻ります。
時間はお昼過ぎです。
もう1か所くらいはどこかに行けますが、あまり遠くには行けません。
ちょっと中途半端な時間ですが、貴重な時間です。無駄にはできません。

もう一度ランスに行ってみるか、パリ周辺の古戦場を一箇所見てみても良いな・・・
暫くの思案の後、私は、幾つかの候補の中から1つの目的を選びました。
テーマはジャンヌ・ダルクの鎧について』です。

私は、とある古い本の記載の中に、ずっと気になっていた1行があるのです。
その1行はこの本の中にあります。
0723村松署ジャンヌ
この本は村松剛先生の著で、その名も「ジャンヌ・ダルク 愛国心と信仰」というタイトルです。
私が生まれるずっと前、今ある裁判記録の和訳も出ていない頃の作品です。
私が知るジャンヌ・ダルク関連の本の中でも古い部類になっていますが、今読んでも読みごたえのある内容になっています。
私が知る限りでも38刷も増刷されている本なので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。
抜粋してみます。

※P.138、先程まで訪問していたサンドニからジャンヌが撤退する時の記載です。

『撤収にあたってジャンヌは、甲冑と剣とをサン・ドニの教会に献じた。当時の騎士の間には、負傷したとき、甲冑を神に捧げる風習があったのである。いまこの甲冑は、パリの廃兵院(アンヴァリッド)の軍事博物館に保管されている。


ジャンヌの鎧が現存するのであれば、勿論この目で見てみたいです。
彼女の鎧はオーダーメイドであったそうです。
であれば、その鎧から彼女の体格等が実感できるはずです。
まして、彼女が実際に身に付けて戦った物であれば、指輪どころではない聖遺物です。
フランスにとっても国宝なのは間違い無いでしょう。

しかし私は、この本以外にジャンヌの鎧の現存について書き記した書物も、ネット情報も知りません。
アメリカのメトロポリタンミュージアムに展示されているという記事を読んだ事もありますが、この美術館の展示品が集められた時期(1864年~)を考えると、ちょっと本物とは考えにくいのでは、と思います。(1864年というとナポレオンより大分後になります。ジャンヌ・ダルクの功績が再評価され、人気もうなぎ上りの頃です。とてもそんな貴重な品を手放すとは思えません。)

私が廃兵院に到着したのは14時過ぎです。2時間ちょっとは見学出来るはずです。
0722アンヴァリッド
とてもとてもか細い糸ですが、足で探してみましょう。
私は、足を棒にしてジャンヌ・ダルクを追いかける為にフランスに来たのですから。

中に入った私を待っていたのは、フランスという国の、数百年に渡る戦いと武具の歴史でした。
0722立派な馬上姿

<<まとめページにもどります。>>


↓私の手元には、今、膨大な数の鎧、武具その他の貴重な写真があります^^
FFシリーズファンも大好きなガンブレード、MHシリーズファン垂涎のガンランスだってありますよ^^
次回、まとめてお見せしようと思います。
もしよろしければ、クリックして頂けるととても嬉しいです。

にほんブログ村 ゲームブログ 信長の野望Onlineへ
スポンサーサイト



2 Comments

たぬお  

ジャンヌ・ダルクの甲冑はジル・ド・レイが

ジャンヌ・ダルクと盟友のジル・ド・レイが預かり、居城に保管

2023/08/27 (Sun) 21:49 | REPLY |   

神島真生  

Re: ジャンヌ・ダルクの甲冑はジル・ド・レイが

情報ありがとうございます^^
この情報に至った資料名や可能でしたら記載位置等教えて頂けないでしようか?

2023/08/27 (Sun) 22:37 | REPLY |   

Leave a comment