FC2ブログ

ジャンヌ・ダルク研究センター~続・ジャンヌを巡る旅・3日目~

オルレアン市にあるジャンヌ・ダルク研究センターには世界中から彼女に関する研究資料が集まってきます。
実は前回の旅でも訪問しようとしていたのですが、持っていた資料が古くて所在が解らず訪問できませんでした。⇒開かなかった扉と、偶然の出会い

しかし、今回は下調べはばっちりです。というか、実は前回もすぐそこまで訪問していました。
本当のジャンヌ・ダルク研究センターはここにありました。⇒ジャンヌ・ダルクの家

前回訪問したこの「ジャンヌ・ダルクの家」2階、3階にジャンヌ・ダルク研究所は移転していたのでした。
2018オルレアンジャンヌの家
日本に帰ってきてこの事実を知り、愕然としたものです。

これがジャンヌ・ダルク研究センターの英字の看板です。
2018研究所看板
前回、もっとしっかりと此処を読んでいたら前情報やスマホが無くてもここがセンターだと解っていた所ですね^^

さてここからが本番です。
まずは前回同様に1階のシアタールームで映像資料を見ます。
内容は前回同様でしたが、私はここから先の交渉の事で頭がいっぱいです。
何とか今日、もしくは明日で予約を取らなくてはなりません。

私は受付の女性にスマホ片手に話しかけました。
グーグル翻訳を活用しながら頑張って交渉します。
私はジャンヌ・ダルクが好きで、日本から彼女の足跡を辿っていること。
以前からこの研究所にお邪魔したいと思っていたことを話しました。
すると女性はにっこりしてどこかに電話をしてくれました。
そして、奥の階段へ案内してくれたのです。
「どうぞいらっしゃい」と。
立ち入り禁止のロープが取り外される事の意味を、私は理解するのに少し時間がかかりました。

その時の歓喜と焦燥の入り混じった不思議な感覚は今でもはっきり思い出せます。
まさにこの時、私は聖地への立ち入りを許されたのです。

ジャンヌ・ダルク研究センターはオルレアン市のジャンヌ・ダルクの家の2階と3階にあります。
私は2階で1人の男性と出会いました。
2018ブーズィーさん2
ジャンヌ・ダルク研究センターのブーズィーさんです。
きっとお忙しい方にも関わらず私に色々な資料を案内して下さり、私の質問にも優しく答え、それに関連した新たな資料を出してきてくださいます。

彼は私を歓迎してくれ、中を案内してくださいました。
2018研究所見渡す限り
中はまさに宝の宝庫です。
どれひとつ取ってもジャンヌの貴重な資料ばかりです。

色々な言語で書かれたジャンヌの裁判記録の翻訳・・・・
2018研究所裁判記録
日本語版はもちろん高山一彦先生のものです。
日本でジャンヌの事を知りたいと思ったら絶対避けられない本です。

数々のジャンヌをテーマにした歌劇や彼女をイメージした商品の数々・・・
2018研究所パンフ達
これは・・・複製ではなく原本も沢山入っているようです。
自由に触って良いそうですが恐れ多くて触れません。

私が目を輝かせているのを見て、順番に沢山の資料を見せてくれます。
2018貴重な資料の塊
これは・・・・?

もしかして・・・
2018オルレアン手紙の写本
多分、ジャンヌの手紙の写本達です。
確か、16世紀に写されたものがあったと記憶しています。(どこで知ったのかうろ覚えなので自信がありません。)

所詮は、写本と思われるかもしれません。
でも私は大昔からジャンヌが一定の研究の対象になっていた事を示すものだと思っています。
2018オルレアン手紙の写本2
もう、スマホを構えて写真を撮る自動人形になった気持ちです。

男性が手招きで3階に私を呼びます。
3階にも宝物が広がっています。
2018研究所

これは多分、処刑裁判の写しですよね。
2018研究所処刑裁判記録
自分の知識の無さが恨めしいです。
もっとしっかり勉強してから訪れたら、どれだけの事が解ったでしょう。

案内された別室にはこんなものが・・・
2018研究所ジャンヌの鎧
これがココにある事は私も知っていました。
映画『ジャンヌ・ダルク』で主演のミラ・ジョヴォヴィッチが付けていた甲冑です。
2018映画のジャンヌ
幸せな事に、手に取ることを許して頂きました。
アルミ製と聞いていましたが、予想以上に重たく感じました。
アルミでこれならば、本物はもっともっと重たかったでしょうね。

さらに案内は続きます。
研究所の奥まった所にある本棚にそのコーナーはありました。
2018研究所一角に

男性がちょっと笑って本棚の中のコーナーを指さします。
そこには見慣れた本の背表紙の数々が・・・
2018研究所の中の漫画たち
ジャンヌ・ダルクをテーマにした漫画や小説の数々です!!!
藤本ひとみ先生の『ジャンヌ・ダルク暗殺』!!
野口賢先生の『傭兵ピエール』
近藤 勝也先生の『D’arc ジャンヌ・ダルク伝 』
安彦良和先生の『ジャンヌ』
種村有菜先生の『神風怪盗ジャンヌ 』もあります。

さすがにここまで揃っているとは思いも寄りませんでしたが、実は、幾つかのマンガが有るだろうという事を私は知っていました。
何故なら、この本達を寄贈したであろう方を知っていたからです。
それは、ここまでにも何度かご紹介した『ジャンヌを旅する』の中にあります。
2018寄贈したマンガコレクション
そう、他でもない、『ジャンヌを旅する』の作者、三木宮彦先生ご自身が寄贈されていのです。

ここは、ジャンヌを愛する世界中の人々の思いと研究が集まる場所です。
私には、実生活でジャンヌ・ダルクの事を熱く語れる人は居ません。(このブログはそのはけ口なのかもしれません。)
でも、世界には私と同じようにジャンヌ・ダルクの事を好きでいる人が沢山いて、その研究の成果がこんなにも沢山あって、ここに存在しているのです。

感動して、胸がいっぱいになると同時に、「もっとフランス語の勉強をしておくのだった。」と思いました。
そうしたら、もっともっとたくさんの事を質問できたのに・・・

私は落ち着いた所で、私はカバンの中から2冊の本を取り出しました。
それが私の旅の1つの終着点でした。

<<まとめページにもどります。>>
スポンサーサイト



0 Comments

Leave a comment